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映画のせかい

昨日は、先輩である演出助手の方が倒れた。
芝居の本番前は、本当に体力的にも精神的にも金銭的にも、ギリギリのラインをさ迷う。
本当に、芝居は格闘技だ。

絶対王様の「猫のヒゲのしくみ」の公演に、演出補という肩書きの演出助手二番手で参加しているのだが。
役者もスタッフも、本番までの日数をカウントダウンしているとこう、追い詰められるんだなぁ。
今まで役者としてしか参加していなかったのだが、別の切り口で芝居に参加している今回は、初めて尽くし。

今日は二回通し稽古(本番同様に、最初から最後まで芝居をやる事)を昼夜二回して。
それから舞台監督・音響・照明の方々の打ち合わせに参加していたら。
夜ご飯食べる時間を逃し。
終電ぎりぎりに飛び乗り。
帰宅後、すがる様にビールを飲んで寝るところだ。

今回の芝居は映画とのコラボなんだ。
芝居も映画撮影の話なんだ。
なので、ビデオカメラも道具として出てくる。
そのビデオカメラは本物なので、扱う時に緊張する(すっごくすっごく高いんだ)
芝居の最中に撮影している映像が見えたりするのも、また楽しい。
稽古中にちょこっと味わえる、美味しさかな。

実際芝居中に出てくる映像を撮影する現場に参加したんだけど。
映画って、すっごく大変な作業の上に出来る成果物なんだなぁと思った。
気軽にTUTAYAから借りてきたビデオを見直そうと思った。

先日参加した、映画のエキストラの時もそう思ったんだけどもさ。

演劇か、芝居か、池袋の町に興味がある方は、是非観に来て下さい。
猫のヒゲのしくみ ~映画は感動も絶望も希望も与えてくれる~
いつも見ている映画は、こんな現場で作られてるかもしれない。
そんな話。

今日の画像は、稽古場にある芝居で使う撮影カメラ。
佇んでる。映画のせかい_b0009821_25884.jpg
by zabakaraqujila | 2005-09-09 02:58 | 【演劇】芝居夜話